『古事記を学ぶ会』開講のおしらせ
日時 毎月第3日曜日 午後3時~5時(初回は令和元年12月22日)
場所 八雲神社 参宝殿
(栃木県芳賀郡茂木町茂木1609)
内容 小野善一郎著「日本を元気にする『古事記のこころ』改訂版」を音読し、
感想や見解などを語り合います。
参加費 書籍代実費(2,000円+税)のほかは、思し召し(おぼしめし)ということ
で、ご参加いただいてみてからのお気持ちで結構です。
※12月15日(日)までに参加申し込みをされた方は、本をまとめて購入します。
それ以降、もしくは途中参加の方は、随時ご相談に応じます。
【講師・小堀照美からのメッセージ】
八雲神社の権禰宜(ごんねぎ)の小堀照美です。
私は、神主になって12年になります。同時に、東京でシュタイナー教育の教師になって12年になります。
シュタイナー教育は、目に見えない世界を大切にする教育です。この教育のカリキュラムで、小学校3年生は神話を学びます。日本の神話と言えば古事記ですし、合わせて旧約聖書も学びます。またシュタイナー教育では、北欧神話・エジプトの神話・ギリシア神話なども教材として学ぶために、神話に共通点が多いことにも気づきました。その辺りもこの会で言及できたらと思っています。
このような経緯から、私はシュタイナー教育の教師として子どもたちに古事記を教えてきました。内容は、古事記を物語として素語りし、絵を描くという方法で行います。昨年3月には、私が担任した6年生のクラスの卒業劇として、古事記の「天の岩戸」を子どもたちが演じました。
今年は、平成から令和への御代替わりで、天皇陛下のご存在やお働きについてさまざまな分野から情報を得る機会がたくさんありました。
そして、私も11月14日の大嘗祭に合わせて八雲神社で執り行われた大嘗祭当日祭に先立ち、参列者の皆さまを対象に「日本神話にみる天皇陛下と稲穂」というテーマで講話をさせていただきました。その時に参考にさせていただいた資料が、小野善一郎先生の著書『大嘗祭のこころ』でした。
ここでいう日本神話とは古事記と日本書紀を指していますが、なぜ天皇陛下のご存在や稲がとても深い関係があるのかを述べさせていただきました。
私は、今年9月に小野先生の古事記の勉強会に参加して、今まで私が捉えてきた古事記とは全く違う視座を教えていただきました。その時に教材としていた本が、小野先生の著書「日本を元気にする『古事記のこころ』」です。この出会いがあったおかげで、私は11月14日の講話で私が本当に伝えたいことを伝えられたと思っています。
小野先生はこの視座を伝える為に、日々全国各地を巡っていらっしゃいますが、私もご奉仕している八雲神社で古事記の勉強会を開きたい旨お伺いすると、「ぜひ、お願いします!」とおっしゃってくださいました。
小野先生の視座とは、「私たちの本性はもともと神性です。ですが、異心(ことごころ)により、それが見えなくなっているのです。この異心を払うことが大切なのです。」ということです。
私たちは本来神性であること、そしてどう異心を払うか、などが古事記に書いてあるというのです。
そこで、八雲神社とご縁のある皆さま、ご一緒に古事記を学びませんか?
初回は令和元年12月22(日)午後4時からです。一年で一番日の短い冬至に始められるのも意義あることと思います。翌日からは少しずつですが、確実に日が長くなるという日ですね。
ご質問等ありましたら、遠慮なくどうぞ。
小堀 照美
※お申し込みやお問い合わせは、八雲神社社務所までお願いいたします。
八雲神社社務所 電話 0285-63-0479
メール motegiyakumo@yakumojinja.com