12月8日(土)、八雲神社ほか関係神社の氏子総代・世話人のみなさまのご参列のもと、神宮大麻頒布始め祭を斎行いたしました。
この日に先立ち、社務所にて準備を整えてまいりました神宮大麻を、八雲神社のご神前にお供えし、頒布開始の奉告を行いました後、氏子総代・世話人各位へお渡しいたします。
ご神事の後の研修会では、本年は栃木県神社庁から堀口参事さまを講師にお招きし、神宮大麻について、また来年に控えました御代替りについてご講話いただきました。
さて、一年のうち、12月8日と2月8日は「事八日(ことようか)」と言われ、ものごとを始めたり納めたりする大切な日とされてきました。
手元の神社暦を見ますと、12月8日には「こと納め」、2月8日には「こと始め」と書かれていますが、これとは逆に、12月8日を「こと始め」、2月8日を「こと納め」とすることがあります。
これは、「こと」が指すのが「神さまのこと」なのか、「人間のこと」なのかで変わってきます。
12月8日は、人々はその年の農作業を終えて、年神様をお迎えする準備=正月の準備を始める日であり、一方、2月8日はお正月に関することを全て終えて、農作業が始まる日となります。
つまり、12月8日は、人々の日常生活の「こと納め」であり、お正月を迎えるご神事の「こと始め」となるわけです。
八雲神社では、毎年12月8日に、この「神宮大麻頒布始め祭」を行っています。
この日、頒布をいたしました神宮大麻は、これから年末に向けて氏子総代・世話人各位の手を通じて、各ご家庭へと届けられます。
各ご家庭では、神棚をきれいにし、おまつりしている御神札をあたらしい御神札に取り換え、瑞々しい気持ちで新しい年をお迎えください。
八雲神社では、新年の準備に必要な神宮大麻、年神札、幣束、紙垂などを、お受けいただきやすいセットにして頒布しております。
お住まいの地域の氏子総代・世話人各位を通じてお受けいただけるほか、社務所でも頒布致しておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
社務所(あ)