引継式
引継式は当番町の下番から上番に当番町を引き継ぐ行事です。
還御祭の次の日に行われます。御神輿の関係の品の片付けや、昔から継承されている御神宝の引継などが行われます。
上の町から下新町へ。
以前は両町内会で一升ずつの御神酒を召し上がっていただいたのですが、コロナ禍を過ぎ、アルコールハラスメントなる心配もあり、適切な酒量にて修める事と成りました。
無事に引継がおこなわれました。
緑豊かな里山の町・栃木県茂木町に鎮座するお宮です。 節分祭や祇園祭などをはじめとする祭典の模様はもちろん、社頭でのできごとや、神社、近隣のイベントのおしらせ、神職、職員の日常などについて、のんびりと綴っていきます。
【新嘗祭】 八雲神社から皆さまへ 古来より収穫を祝うこの新嘗祭に起源をもつ「勤労感謝の日」 GHQの占領政策で「祭日」が「休日」となり、名前も変えられました。占領が終わっても名前を元に戻すことは無く、現在に至ります。新嘗祭を知ることは日本の国柄を知ることにも繋がる事...
還御祭は「かんぎょさい」「おかえりのまつり」とも言われます。御仮殿に鎮座する御神輿が神社に戻るお祭です。
御嶽神社の還御祭は御仮殿にて昼の零時半から行われました。氏子町内の上砂田・下砂田の町内会の他、下郭内・上郭内を通って、御嶽神社の鎮座する小倉町にお帰りになります。午後の暑い最中の渡御となり、アスファルトからの照り返しもあって、とても暑さを感じましたが、午後4時頃には祭典も修めました。
午後4時に御仮殿である茂木駅ききょう館で還御祭御出社式が行われました。
その後、氏子町内を廻り八雲神社へ御帰社となります。途中、弾正町の古天王山元津宮にて奉告式が奉仕されます。元津宮をあとにすると、上新二区公民館で最後の休憩をとります。
その間、八雲神社前ではお宮入り行事の準備が行われます。氏子町内会7台の山車が並び御神輿の入御を待ちます。入御の際には囃子方によるぶっつけが行われ、御神輿がもみこまれます。約10分程度、力強い神輿もみがあり、その後、社殿に御神輿を据えて、お宮入り報告式が行われます。神職・総代・神輿衆・山車衆が境内に並び、約10分間の神事です。行司長・総代会長挨拶や三本締めなど、祇園祭祭後の見せ場となります。
その後、山車は曳き分かれされ、各町内会に帰って行きました。社殿では還御祭が行われ御神輿から本殿へおみたまをお遷しして祭典奉仕があり、こじんまりとした直会が行われます。
還御祭の過程で熱中症による救急搬送があり、また、体調を崩した方が途中で自宅へ戻るなどがありましたが、皆さま元気にお祭の奉仕をいただきました。
今年も、御祭神への奉仕により御祭神のお力が増しましたこととおもいます。ご奉仕ありがとうございました。
御神幸は「みゆき」や「ごじんこう」と読まれます。茂木では古くから、このおまつりを「ごじんこう」と言われます。
お隣の御嶽神社では八雲神社の御神幸祭に併せて、本祭と御神幸祭が行われます。
御嶽神社では朝の8時から本祭が行われ、その後、9時を目安に御神輿が御出社いたします。御仮殿(御神輿がひと晩、留め置かれる場所)には正午を目安に入御されます。御神輿の渡御には氏子町内会である上砂田、下砂田の山車がお供します。多くのお手伝い衆の力を得て今年も賑やかにお祭が行われました。
八雲神社では正午を目安に御出社式が行われます。今年の酷暑により下記の対策がなされました。
・氏子総代は、御出社への参加後、各町内会で御神輿の到着を待つ。前の町内会から次の町内会の御小休み所にお供する。
・御神輿衆は3時間以内に大休止30分を摂る。そのために、山車衆は担ぎ渡しに協力する。
・神職・行司長・総代会長は乗車にて御小休所の御祈祷を行う。
「炎天下での渡御時間の短縮」と「休憩時間を適宜とれるよう時間の自由度を確保」することで速やかな御神輿の渡御運営をし、熱中症対策とした。
また、山車衆による「ぶっつけ」が下砂田、大町、茂木駅にて行われ、特に茂木駅では九台の山車が集結し壮観でした。
大町のぶっつけで、御神輿が約30分間立ち往生した以外は、病人も出ず、天気も保たれ、神人和楽のよい祇園の御神幸となりました。