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2023年10月3日火曜日

「第13回森と里のつながるマルシェ」開催のおしらせ

 来たる11月23日(木・祝)、当社境内を会場に「第13回森と里のつながるマルシェ」が開催されます。

  日時:令和5年11月23日(木・勤労感謝の日)10:00~15:00

  場所:八雲神社 境内

 

昨年に引き続き八雲神社新嘗祭に合わせての開催となりました。

新嘗祭は下記に記すとおり、本来は日本の農業の伝統や文化や精神性に根付く行事ですので広く国民に周知され祝の日とされて欲しいものです。戦後のさまざまな事情で本来の意義が届かなくなってしまいました。

八雲神社の新嘗祭と、この場所で生まれ育った「森と里のつながるマルシェ」が共催されることは意義深いことです。

茂木総鎮守八雲神社の境内で、自然の「森」に潜む神々とさと、「里」に営む人々と共に収穫の喜びと感謝を共に分かち合いましょう。

八雲神社宮司・森と里のつながるマルシェ事務局長 小堀真洋

 

森里マルシェは「オーガニック交流広場」です。出店者も、来場者も、実行委員も、サポーターも皆さま、お一人お一人が主役です。

今年もぜひ魅力ある里山マルシェを、皆さまとご一緒に作っていきたいと思います。

先人より受けついだ、自然豊かな命あふれる里山を守り続けたい!

未来の子供たちに、食や文化をつなげていきたい!

蛍かご作りに、かご編み、釜炊きご飯、おはやし演奏。。懐かしく、優しく、温かい、、

お子様からご年配の方々まで。どうぞオーガニック交流をお楽しみ下さい。

森と里のつながるマルシェ実行委員会

 

新嘗祭  -八雲神社から参拝の皆さまへー 

 私たちの住まう日本は古来、稲作を中心に暮らしが営まれてきました。

 日本国が日本国である由来は古事記や日本書紀(以後、記紀と称します)に記されています。記紀には神々が登場するので歴史書というよりは神話として認識されている方が多いのですが、功績が著しい人を神格化して表現されているともいえ、そのような読み方をすると記紀は歴史書としての役割もあるのです。

 記紀には天皇陛下の祖先が稲穂を以て国を統治するように神々から諭される様子が記されています。天皇陛下の後、祖先は稲作を盛んにすることで民の暮らしを支え、安らかな生活を目指しました。そんな皇室を中心とした国造りが行われてきたことが記紀に記されているのです。

  稲作は水田になり、広大な土地を水稲栽培のために田としました。日本人の都合の良いように自然を造りかえてきましたが、2000年以上の間、季節毎に沼地と干地を交互に造り替えされることにより、その水田には多様な生物が息づいて、里山や奥山の自然と相まって多くの動植物が育まれるようになりました。日本人は水田開発を通して自然との共生を実現してきたのです。

 古来、日本人は山や川や海からいただく豊かな自然の恵みを通して命を繋いできました。目に見えぬ何かしらの力に畏敬の念を抱き自然崇拝を行ってきました。そして、稲作がおこなわれると、水田からの様々な恩恵にを頂けるようになり、稲作に畏敬の念をもち、神の社を建て設け祭を行ってきました。日本国を統治する皇室でも古くから祭が行われ、その様子は記紀をはじめとする古典に記されています。

 とりわけ、稲作を精米し、酒を醸し、様々な食物と共に神に供える秋の新嘗祭は重要な祭とされてきました。現在でも天皇陛下は皇居の宮中三殿といわれる神社にて新嘗祭を行い、天照大御神をはじめとする神々に新穀をお供えするのです。昭和天皇以降、陛下は自ら御田植えをされ無農薬で栽培された稲穂を自ら刈り取られ、新嘗祭にお供えされるという、より丁寧な新嘗祭を陛下自ら齋行されています。陛下はその祭典が終わるまでは新穀を召し上がらずに過ごします。

 

 皇室の氏神さまとされる伊勢の神宮はじめ日本国中の神社でも新嘗祭が行われてきました。現在、勤労感謝の日とされる1123日は新嘗祭の祭日でした。現在も全国の神社では新嘗祭が行われ、八雲神社でもこの日には氏子の代表の総代が参列し新嘗祭が行われています。

 

※皇居で行われる新嘗祭は天皇陛下のもと三権の長が参列し、23日午後2時半から翌午前1時頃まで行われます。

伊勢の神宮では、豊受大神宮(外宮)で午前4時と午前7時に、皇大神宮(内宮)で午前11時と午後2時に行われます。

 

  森と里のつながるマルシェは、古来より収穫を祝うこの新嘗祭当日に開催されます。命を育み歴史や文化を育ててきた稲作や、わが日本国や茂木町の歴史や先人に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

 

詳細につきましては、森と里のつながるマルシェのブログFacebookX(旧Twitter)にて随時発信されますので、ぜひチェックしてください。


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