ということで、早速、会ってきました。
その「ある山」とは、茂木町飯(いい)地区にある焼森(やけもり)山。
「森の妖精」とは、三椏(ミツマタ)の花です。
ミツマタといえば、お札をはじめとする和紙の原料として知られる植物。
太平洋戦争中に、紙不足を心配して植えられたものが忘れ去られ、いつしか繁茂して群生地となったのだとか。
昨日、「もてぎさんぽ」等の事務局としてお世話になったスタッフの皆さんが退任の挨拶にみえられた際に、「行ってきたけど、良かったですよ~!」「見頃ですから、ぜひ行ってみてください」という話になり、早速、宮司、(あ)、次男とで出掛けてきました。
群生地の近辺は、宮司が自転車で何度か出掛けている場所。
野菜の直売所やそばレストランのある「いい里さかがわ館」に案内のパンフレットが置かれているそうで、笠間方面からの方はそちらからのアクセスが便利かと思いますが、今日は、茂木の中心市街地から神井、鮎田地区を通って、福手側から行ってみました。
途中、のどかな農村地帯の風景を楽しみながらドライブ。
近くまで来ると、道案内の看板がありました。
ここを矢印に従って左へ行くと、道路が未舗装になってきます。
少し入ったところに駐車できるスペースがあったので、車を停めて、歩いて行くことにしました。
杉並木の道沿いには、赤い実をびっしり付けたアオキでしょうか、たくさん見られました。
しばらくすると、少し大きな駐車スペースがあって、車はここまで入ってこられるようです。
ここからは、徒歩で群生地に向かいます。
道に沿って小川が流れているのですが、ちょうど堰になっている場所がありました。
水がとてもキレイ!
イワナ?ヤマメ?(詳しくなくてスミマセン)か何か、魚も泳いでいて、時折元気にはねていました。
群生地への案内看板がありました。
遊歩道が整備されているようですので、それに従って登っていきます。
ちょうど、小川の谷間になっている斜面一体に、無数の薄い黄色の花が!
これがミツマタの花です。
小さな黄色い花弁の花がいくつも集まって、直径3~4センチほどの半球を作っています。
ちょうどすれ違った地元の方によれば、「来週になるともっと咲くよ」とのこと。
全ての花が開くと、より球体に近づくので、斜面の上からの眺めも、より白から黄色っぽく見えるのだとか。
ミツマタの花のトンネル。
ほのかな、甘い香りもして、まさにメルヘンの世界。。。
杉の木漏れ日がまぶしい。。。
訪れたのはちょうどお昼頃でしたが、
事情通(?)によれば、光の加減で、写真を撮ったりするのには「午後がお勧め」らしいです。
順路を登りきって、谷の反対側を下ってきたところの景色。
丸太を使った通路が整備されていますが、特に下りは、足腰の悪い方にはちょっと厳しいかもしれません。
ハイキング用の装備は必要ないと思いますが、足下は革靴などではなく、スニーカーがいいと思います。
花粉症の(あ)は、杉林の中ときいてちょっとたじろいだのですが、それを押して行っても十分に価値のある素晴らしい光景でしたよ。
八雲神社の境内の桜も、チラホラと咲き始めました。
週末はぜひ、茂木の春を満喫しにおいで下さい。
社務所(あ)
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