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2014年3月4日火曜日

もてぎさんぽ 最終日

こんにちは。

桃の節句も過ぎたというのに、今朝のこの冷え込みは何なんでしょうか (´-`;)


さて、「春のおもてなし」と題したもてぎさんぽも、いよいよ本日が最終日となりました。

当社は、今回は、主にイベント会場として関わらせて頂き、私も一通り拝見させて頂きましたが…

かなり、楽しかったです。

一見すると、地味で、若い世代の方にはあまりアピールする内容には思われなかった演目ばかりだったかも知れません。
私(アラフォー女子)も、ちょっと渋すぎるかなー、と思っておりました、実は。

が、百聞は一見にしかず、とはまさにこのこと。

どれも、ハズレなしの面白さだったんですよ。

飯野歌舞伎の演目は、「白浪五人男・稲瀬川勢揃いの場」。

有名な演目ですが、歌舞伎に疎い方でも、10年ちょっと前にベストセラーになった『声に出して読みたい日本語』にも紹介されていますし(場面は違いますが)、口上を聞けば、どこかで耳にしたことがあるような…と思う方も多いと思います。

素人さんが演じる「農村歌舞伎」「地歌舞伎」は、もちろん、プロの歌舞伎役者と比較すべきものではありません。
が、昔から地域の人々によって演じられ、娯楽として愛されてきたものならではの魅力というか、面白味がいっぱい詰まったものだからこそ、今もこうして演じ続けられているのだと思うのです。

さっきまで普通のおじさん(失礼)だった人たちが、白塗りの舞台化粧と華やかな衣装をまとって見得を切っている…というだけで、なんだかワクワクしますし、一瞬セリフが飛んで、小声で共演者が「違う、違う!」と指摘するのが聞こえたり、なぎ倒された勢いで捕り手のカツラが外れたり…なんていうハプニングに客席から笑いが起こったり。

そんな部分も含めて、大いなる地歌舞伎の魅力なのだなぁ、ということを、実際に間近で体験して初めて実感できた気がします。





琵琶・尺八の演奏も、初めて聞かせて頂きましたが、表現が適切ではないかもしれませんが、想像していたより「新しい」と感じました。

琵琶と言ったら「琵琶法師」、尺八と言ったら実家のじいちゃんが民謡と一緒に習ってたアレ…というイメージしかなかった私の、目から鱗がボロボロ落ちました。

特に琵琶は、初めて聴きましたが、大きな「ばち」を使って、胴の部分を叩いたり、弦をこするようにしたり、いろんな奏法でいろんな音が出るんですね。
奏者の石田さんのオリジナル曲はもちろんですが、定番の「祇園精舎」や「那須与一」でも、リズムに古さを感じないというか、なんというか…ロックですね。
(あ、これも表現が適切ではないですかね (´-`;) )

ほか、合唱会や民話など、どれもとても楽しめる内容ばかりで、素晴らしかったと思います。
(愛用のカメラがまさかの故障をしてしまい、写真が撮れなかったのが残念 (☍﹏⁰)。 )

所用で、残念ながら、朗読劇だけ拝見することができなかったのですが、演目の「朝茶一杯」は、民話の研究者でもあった前宮司の指導のもと、教え子であった茂木町鮎田在住の栗田さん(今回は語り役をされていました)が収集した民話が題材となっており、今回のイベントで、劇団「星のひろば」と「汽笛の響く街プロジェクト」の皆さんによって、この八雲神社で公演をして頂けたことに、心から感謝をしています。

さて、「もてぎさんぽ」も本日15時までです。
昨日は、権禰宜にお留守番をお願いして、宮司とふたりで「もてぎさんぽ」を楽しみつつ、割烹若葉の限定ランチを頂いてきました (*´∀`*)

今日は、会期中一番の好天に恵まれ、神社にも朝からたくさんのお客さまがお見えになって、お抹茶の点て方講座を体験されています。

お近くの方は、まだまだ間に合いますので、ぜひ遊びにおいでください。
社務所(あ)








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