茂木町飯野は世界に誇るモビリティリゾートもてぎの北ゲート付近の地域です。
集落全体で約160戸あり、その拠り所が菅原神社。
江戸期には天満宮と称し、寺子屋が営まれていたそうです。その後、飯野小学校が設立され、戦後のベビーブームでは1学年40名ほどが在籍していた時期があるそうです。
現在は飯野小学校は中川小学校に編入されています。校舎は解体されましたが、菅原神社に併設される講堂が残っており、飯野地区のコミュニティセンターとなっております。
菅原神社は、正月、祈年祭、奉燈祭、新嘗祭の年4回が恒例祭典です。
奉燈祭には以前は余興として飯野歌舞伎が奉納されていましたが、開催が難しくなっていました。本年はコロナ禍を明けての余興復活を試みた久組の神社役員が、奉納花火を企画。有志の寄付を受けて、花火大会が実現しました。
夕方、地域の皆さんの手作りの万灯が境内に集められます。
提灯を持った世話人24名と万灯8基が参道を通って拝殿に集まり、祭典が行われました。
直会の後に、引継式があり余興の時間になります。
今年の余興は打ち上げ花火大会。前日は雷雨に見舞われましたが当日は良い天気。十三夜の月が綺麗でした。
花火を楽しみに集まった氏子さん方と共に花火を見ました。
奉納者を紹介しながら、ゆっくりと、それでも20分ほどで打ち上げ終了です。
都会の花火と較べれば大変な小規模の花火大会ですが、地域の活力や交流の場として企画された花火大会は有意義なものでした。
神さまの奇しき力のご利益はもちろんですが、氏子さん相互で神社を拠り所にしての活動で得られる成果も大きなご利益のひとつですね。
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