スーパーカブの修理
備忘録のために・・・。
今年の4月の末に、以前から所有したかった中古のカブを手に入れました。
昨年6月からの御刻印プロジェクト参加の際にも「ビジネスバイク御朱印」を企画しましたし、今年の3月もてぎ昭和館が開店し、1962年式のカブが展示されていることもあり、益々欲しくなっていました。
茂木町上後郷に古いバイクを手に入れて直すことを趣味にされている氏子さんがいらっしゃいます。その情報を聞きつけて、「安く譲って下さいよ~♡」とお願いしたところ「じゃ、奉納します」と・・・。
神社ではなく、個人で持ちたかったのと、もしかしたら、別の方に所有権が移ることもあるので、相応の御礼をさせて頂けるようにお願いしました。それでも、提示頂いた額が安価だったので、少しだけお気持ちを添えて、購入することになりました。ありがとうございます。
初乗りは夜。車の少ない時間帯に裏路地を乗ってみたのですが、始動直後にヘッドライトが切れてしまいました。カブは修理しやすいと聞いていたのですが電気の部分なのでなんとも手が出ません。その後、昼間のみ少し乗っていましたが、夏のお祭準備や諸事情でで乗る機会が無くなり・・・、一昨日、乗ろうと思ってエンジンを掛けると・・・、アクセルが動かなくなってしまいました。
とにかく、手持ちの工具で分解してみることにして、本日作業を開始。
まずは、カブの象徴「レッグシールド」足下の泥よけを撤去。これを外すとエンジン付近にアクセスしやすくなります。細かい泥が配線や車体にこびりついています。
キャブレーターにつながる配線を動かしてみると、チョークの動きは良好です。アクセルからの配線がついた部分をプライヤーで回して外してみます。ワイヤを引くとキャブレーターのスロットルバルブごと持ち上がるはずなのですが、外れません。全く動きません。アクセル付近も分解してみますが、特に何をして良いか分かりません・・・。
まずは「検索」
本腰を入れて修理することにして、まずは、「検索」
結果、「キャブレーターのスロットルバルブ」という部品が固着してしまったようです。
「!!!!!、???????」
確たる確証も無い中ですが、出来そうなことをやってみることにしました。
まずは潤滑剤塗布ですね。
キャブレーター内部に向かって、シリコンスプレー。動かず・・・。
次は潤滑剤。動かず・・・。
検索結果では、この後、ヒートガンで加熱すると固着解消するらしいのですが、ヒートガンは持っていません。ワイヤーをラジオペンチで引っ張りますが、スベってしまいます。やり過ぎるとワイヤーに傷が付きそうです。
ヒートガンを買うのも勿体ないな。と思いつつ、時間が経って、油が回ることを待つことにしました。本日の作業を諦めて、元に戻すことにしました。スロットルバルブを戻してネジ締めし、アクセル付近も戻してネジ締めしました。そして、未練がましくスロットルバルブをひねったところ、「スコッ」とした軽い抵抗があり、アクセルが動きました。潤滑剤とアクセルのテコの原理でそれなりの力を掛けることで固着が剥がれたようです。
とってもテンションが上がりました。細かい泥に潤滑剤を吹きかけて泥を浮かせて落とすなどして車体を綺麗にしました。こうなると他のところも手をつけたくなります。
手つかずだったライトの不良原因を探るために、更に分解してバッテリー付近へもアクセスしてみました。結果として、電球が切れていることが発見されました。付け替えれば直るのか・・・。他にも原因があるのかは不明ですが、とにかく直す場所が見つかりました。
ともかく、サイドカバーを外して、車体やケーブル類に蓄積した細かい泥を綺麗に拭き取って、各所にシリコンスプレーを掛けて磨いていくと、今まで感じなかった愛着が湧いてきました。
整備不良を改善して、気兼ねなくカブを乗り回したいです。
○アクセル付近は分解しやすいので時々潤滑剤を塗布。
○キャブレーターは固着しやすい。アクセスしやすいので、長く乗らないときは、スロットルバルブにシリコンを塗布。スロットルバルブはナナメに切ってある方をエアクリーナーへ向けて取り付ける。
○ヒューズボックスは黄色。予備ヒューズもある。
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