栃木縣護國神社 終戦80年を迎え
八雲神社宮司は栃木県神社庁教化委員会委員長を務めております。
栃木懸護國神社で例年行われている
13日の「みたま祭り」。15日の「戦没者追悼平和祈願祭」へ
教化委員会による助勢奉仕を企画しました。
大東亜戦争終結80年を迎え、戦禍に倒れた方々へ想いを致し、慰霊、顕彰の誠を捧げたいと想います。また、恒久的な平和を実現する為に、国政や生活がどうあるべきかも真剣に考えていきたいと思います。そういった平和な世界の実現に向け、靖國神社や各県の護国神社への参拝をすすめる契機としたいとも考えています。
みたま祭り
毎年、8月13日には夕刻より「みたま祭り」「和楽盆踊り」「献灯・献水の儀」が行われます。
教化委員会の教化研修部門がこのお祭りの広報と献灯事業助成を担いました。
準備においては部門長の真岡市大前神社の栁田祢宜さんが中心となり、企画と運営を行って頂きました。
県内の協力神社への灯籠への祈願文の書き込みや収集を行い、栃木縣護國神社での平和希求への取り組みを事前に広報していただきました。当日は、収集した灯籠の献灯作業をおこないました。 部門長からの声掛けもあり、青年神職むすび会(小林会長(下野市星宮神社祢宜))でも協力してくださりました。
例年は降雨に見舞われることが多いそうですが、今年は晴天に恵まれました。まだ日も高い夕刻から、黄昏時を経て、夜に至る時間に行われます。提灯や外商商店が醸し出す情景や和楽音頭の音楽やヒグラシの蝉時雨が醸し出す境内の風情は、幸せな雰囲気に包まれていました。
みたま祭りの儀式
午後5時半。拝殿にて「みたま祭り」が奉仕されました。
稲寿久宮司の祝詞奏上に続き、盆踊りの踊り手の代表の方の玉串奉奠。その後、お役目で、教化委員会小堀委員長(八雲神社宮司)、むすび会小林会長(星宮神社祢宜)が玉串奉奠を行いました。の直ぐ外には奉仕頂く神職の皆さんが一緒に参拝をしてくれました。
和楽盆踊り
午後6時ごろ。和楽盆踊りが行われました。献灯助成事業を企画した栁田部門長からも主旨説明がありました。
和楽盆踊りは「日光和楽踊り」が起源の盆踊りです。茂木町でも以前はこの楽曲の替え歌で茂木町独自の歌詞が付けられての盆踊りが行われていました。ですので、とても懐かしい気持ちになりました。踊り自体はとても優雅に見えましたが、茂木町の盆踊りの振り付けとほぼ一緒でした。
献灯・献水の儀
午後8時には「献灯・献水の儀」が行われました。護國神社に奉納された灯籠には戦禍に倒れた方々の謚(おくりな・死後の名前)が「○○命」として記されていました。その蝋燭に命の魂がいらっしゃることと想われて、生前の思いや希望、苦しみや哀しみ等に思いをはせる時間となりました。献灯や献水にはお子さん連れの方々が多かったことに驚きと希望を感じる事ができました。
感謝
盆踊りという楽しい行事と慰霊という真摯な行事が混在する時間を過ごすことが出来たことに感謝します。
80年という機会を得て、栃木縣護國神社のこれまでの取り組みを知ることができました。末永く、この行事がつづき、英霊の慰霊と顕彰、平和希求の祈りがより多くの人達から添えられるよう、皆さまにも、行事へ参加して頂けたら幸いです。
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