栃木県神社庁青年神職むすび会
栃木県のみならず、全国の各県には青年神職の集う会が有ります。
栃木県では特別に「むすび会」という名前がついています。格好いいですね。
英霊顕彰事業 かたりべの会へ参加
さて、本年は大東亜戦争終結80年を迎えて開催されることになりました。
案内が来ましたので参加させていただきました。
場所は栃木縣護國神社会館
先ずは、ご神前に感謝しつつ参拝をいたしました。
講義のメインは静岡県の横山俊英先生。「平和の語り部」としてご活躍の83才。
講演のあとは、参加者で英霊顕彰について、思いを語り合いました。
私こと小堀真洋は、戦争の無い平和な80年を過ごし、新たな英霊が生まれないことに感謝しつつ、末永く英霊顕彰を続けられるようにすることは不戦平和への道だと話をしました。
かたりべの会について
横山俊英さんをご紹介
横山俊英さんは静岡県出身で、「平和の語り部」として活躍されている83歳の先生です。栃木縣護國神社会館で行われた英霊顕彰事業「かたりべの会」では、メインスピーカーとして招かれました。その経験や思いを語る姿勢が、多くの方々に平和の大切さを伝えています。そして、「語り部育成推進委員会」委員長をおつとめとのこと。この会について調べてみました。次世代へ語り継ぐ平和と記憶の架け橋としての活動をされているそうです。会の目的は、歴史的体験や戦争の記憶を次世代へ伝える「語り部(かたりべ)」の育成を目的として設立されています。戦争や災害などの貴重な体験を直接語れる方々が高齢化する中、その証言を記録し、若い世代がその意志や知恵を受け継ぐことは、平和で持続可能な社会を築くうえで非常に重要です。とのこと。
主な活動は以下の通り
l 戦争・災害体験者の証言の収集と記録
l 語り部候補者への研修やワークショップの開催
l 学校や地域イベントでの語り部派遣
l 映像・音声・文章による証言アーカイブの作成
l 全国語り部ネットワークとの連携や情報交換
活動の意義
語り部の活動は、単に過去の出来事を伝えるだけではありません。平和の尊さ、多様な価値観の大切さ、人と人とのつながりの意味を、心を込めて次世代に語り継ぐ使命があります。特に、戦争体験の風化を防ぎ、未来に向けた平和の種をまくことが期待されています。
今後の展望
語り部育成推進委員会は、今後も新たな語り部の発掘・育成に力を注ぎ、デジタル技術を活用した証言の保存や、グローバルな視点からの平和教育にも取り組んでいきます。子どもたちや若者が歴史から学び、未来を築く力を身につけられるよう、社会全体で支えていくことが求められています。
講話を聞く前は「戦争の悲惨さと平和の大切さを語るのだろう」と思っていました。実際に、3人の親族を戦争で亡くされた横山先生のお話には身につまされるおもいがしました。しかし、それだけでは無く、「戦争に至る経緯」、「戦勝国の戦後処理への不満」などもあり、善悪で語りきることは出来ない心情の複雑さに心がふるわされました。
その後、栃木県内の遺族会の方と談話の時間がありました。私は、小山市在住の遺族会の方とお話しをする機会をいただきました。小山市での英霊顕彰の取り組みなどとても参考になりました。私は現在53才ですが、神職養成講座をうけた約30年前は「靖國神社問題」「従軍慰安婦問題」など現在よりもより左翼思想の強い時代で、英霊顕彰について、現在は発言しやすい時代になってきたと感じていることを述べました。
戦後80年間、戦争が起きず、英霊の子孫が少なくなってきたことは良きことであります。英霊の存在を遠くに感じる事になっていくことでしょう。時々は、平和で豊かな生活に感謝し、「英霊の考え」に思いをいたし、英霊に恥じることの無い自分自身でありたい。その先に日本国や地域も誇りをもって見守ってもらいたいと考える機会になりました。ありがとうございます。
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