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2025年8月29日金曜日

栃木県神社庁芳賀支部神社振興対策懇談会

 

栃木県神社庁芳賀支部神社振興対策懇談会

ー私こと小堀真洋が司会を務めていたため、写真がありません。あしからずー 

全国の神社は神社本庁と各県の神社庁を包括法人として運営されています。そして、「支部」があり、八雲神社は「栃木県神社庁芳賀支部」に所属しています。とはいえ、各神社はそれぞれで営まれておりまして、独利した神社が支部に所属していて、独立した神社の仕事の一部として神職がその運営に携わっている組織です。それぞれの神職さんの時間を使ってボランティア的に運営されていますが、その運営には責任もあり、厳正厳粛に運営されています。

さて、神社振興対策懇談会は氏子の代表である総代さん達に出席していただき、現状の神社界の有り様や目指すべき神社運営の方向性を共有する機会となっています。

本年は芳賀郡市内約80名の総代の皆さま方が出席で行われました。

式典の部 

芳賀支部小幡支部長、総代連合会大越会長、神政連芳賀支部峯田支部長のほか栃木県神社庁の稲副庁長、神政連栃木県本部栁田本部長などから挨拶とも訓話ともとれるお話しがございました。また、来賓に栃木県議会議員岩崎先生、山形先生、石坂先生がお越しになり代表して岩崎先生から祝辞をいただきました。

 講演の部

その後、國學院大学菅浩二先生からの講話をいただきました。英霊顕彰のお話しでたいへん勉強になりました。

今年度は全国護國神社会で制作したポスターには「知っていますか 命をかけて私たちを 守ってくれた人たちのこと」というキャッチコピーがあります。そして、メッセージが語られるのですが、そのメッセージに呼応する「ある『英霊の言の葉』」が紹介されました。「英霊の言の葉」は英霊からの手紙のこと。「ある『英霊の言の葉』」は栃木県出身渡辺研一命(享年29)からその奥さまに宛てられたお手紙です。

「ポスターのメッセージ」と「渡辺研一命のお手紙」をご紹介します。

全国護國神社会

知っていますか 

命をかけて私たちを 

守ってくれた人たちのこと

 

あなたは知っていますか

私たちのために戦った人たちのこと

 

あなたは聞こえますか

私たちを守ってくれた人たちの声

 

あなたはわかりますか

私たちのために戦った人たちの思い

 

令和七年は終戦より八十年目の年です

全国に五十二社鎮座する護國神社は

日本を守るために戦歿された

二百四十六万余柱のみたまをお祀りし

日々平和を祈念しています


渡辺研一命のお手紙 

陸軍中尉 渡辺研一 命

昭和二十年五月二十七日 沖縄本島喜屋武にて戦死

栃木県出身 東京大学卒 二十九歳

「沖縄の戦陣より妻へ」

まだお便りする機会は何度かありませう。しかし時機はいよいよ迫りつつあります。それが何時であるかはもとより予測することは出来ませんが、おそらくは、あなた達の予想外の速さでやつて参りませう。その時の来ない中に、言ふべき事は言つて置きたいと思います。然し、いざペンをとつてみると今更乍ら申すことのないのに気がつきます。今の私は強くあらねばなりません。寂しい、悲しいといふやうな感情を振り捨てて与へられた使命に進まなければならぬ立場にあるのです。ただ一切を忘れて戦つて戦つて戦ひ抜きたいと思ひます。不惜身命 生きる事は勿論、死ぬことすらも忘れて戦ひたいと念じて居ります。南海の一孤島に朽ち果てる身とは考へずに、祖国の周囲に屍のとりでを築くつもりで居ります。何時かはあなた達の上に光栄の平和の日がおとづれて来ることと思ひます。その日になつて私の身を以てつくしたいささかの苦労を思ひやつて下されば私達は、それで本望です。

愛する日本、その国に住む愛する人々、その為に吾等は死んで行くのだと考へることは真実愉しいものです。運命があなたにとつての良き夫たることを許さなかつた私としては さう考へることによつて あなたへの幾分の義務を果たし得たやうな安らかささへ覚えます。

一度戦端が開かれれば、一切の手段をつくし最善の道を歩むつもりです。万一の事があつたさい、たとへ 一切の状況が不明でもあなたの夫はこのやうな気持ちで死んで行つた事だけは、さうして最後まで あなたの幸福を祈つて居た事丈は 終生 覚えてゐていただきたいと思ひます。

その後体の調子は相変らず、すこぶる好調です。いつも乍ら御自愛を祈ります。

御機嫌よう。

昭和二十年二月十日


 

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