28日(日)
御嶽神社御還御(おかえり)
正午過ぎに御仮殿に集合して還御祭(かんぎょさい・おかえり)が行われました。
還御祭は御仮殿から神社に神さまをお戻しするお祭です。概ね出御祭と同じ道程を渡御します。午後の暑い時間の渡御となりますので、身体への負担も大きいですが、祭の最後の場面でもありますので、皆さん気合いを入れて渡御に携わります。
御神輿が神社に着いて、奉告祭が行われ、御神霊を本殿にお移しして、お直会をおこない祭典が終了です。祭典は午後4時頃に終了いたしました。
八雲神社御還御
午後4時に御仮殿にて還御祭発輿祭が行われて、神社へ向かいます。
道程は郭内から横町に渡御します。神幸祭で渡御した砂田地区は祭典が終わっていて、しめ縄が無いため渡御しない習わしになっています、
氏子の各町内を渡御して、適宜休憩をはさんで弾正町の古天王山元津宮にて還御報恩祭を齋行しました。暗闇の中の御祭は、25日に行った元津宮祭の齊火(いみび)をもって行われます。祭典の無事を感謝します。古天王山から現在の神社に至る神霊の降臨・移動を再現するという意味が大きくあり、よって夜間祭祀として行っています。
還御奉告祭を斉行する間に山車は八雲神社鳥居前に集まって「お宮入り」の準備です。氏子町内山車が集まり対面して整列します。上新二区、下新町の山車は「上新二区交差点」で御神輿が戻ってくるのを待ちます。2町内の山車は御神輿の後から神社に向かいます。
御神輿が鳥居前に入輿し、上新二区、下新町の山車が定位置に著くと「お宮入り」が開始されます。今年は当番町の神輿木頭の露地さんが熱の籠もったご挨拶をされました。そのご、各町囃子方による「ぶちあい」の競演がはじまり、御神輿がもまれます。
神道行法に「ふりたま」と謂われる行法があります。正座をして肚の前に手を組んで上下に揺らして自分の身の内に在る神霊を振り起こします。神輿揉みにはこの「ふりたま」の意味合いが強く込められているように感じます。氏子崇敬者の奉仕によりしっかりと御神霊が揺り動かされて御力をため込んでいく。そのように感じながら「お宮入り」の行事を見守りました。約15分間の神輿揉みは神輿衆も囃子方も体力の限界を超えるご奉仕でした。
京都の祇園祭では、山鉾が練り歩き、街角の疫神を八坂神社に追い込んで、素戔嗚尊さまの御力で一網打尽にする。という意味があると伺ったことがあります。
「お宮入り」の後には次年度当番町の囃子方による「草囃子」が演奏されて、御神輿が拝殿に納められます。その後、還御奉告祭が神社総代、祭衆の参列の元行われます。約300名の祭衆は、力を出し切った方々も奥、シンと鎮まる境内で約5分間の御神事の後、直会の御神酒が配られ、関係者全員で3本締めを行いました。
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