神輿の渡御
祇園祭神輿渡御初日は御神幸(ごじんこう)と言われます。神幸祭(みゆきさい)の字を以て音読みしています。
御嶽神社御神幸(ごじんこう)
朝の8時から御嶽神社にて例祭神事の後、神幸祭が行われます。御嶽神社は茂木高等学校の正門前に鎮座します。八雲神社宮司の兼務神社です。
下砂田、上砂田の2町内会が氏子となり護持されています。御神輿は9時を目安に御出社(ごしゅっしゃ)となります。午前中を掛けて鎮座地である小倉町・下砂田・上砂田・下郭内・上郭内の町内会を渡御していきます。その後は御仮殿に鎮座されます。
氏子数は少ないのですが、各町内会で仲間を募り御神輿や山車巡行を行ってくれています。
八雲神社御神幸
正午から八雲神社拝殿にて発輿祭を齋行し「御宮出し(おみやだし)」となります。その後、氏子町内会を廻ります。御神輿と共に7台の山車が巡行します。
八雲神社は14町内会が氏子として支えて下さいます。その町内会を廻りながら、御小休所(おこやすみしょ)という御祈祷所をせつえいして、各所でご祈祷を行います。御小休所というので、休憩場所みたいですが神職は祝詞をあげます。御神輿はその間、御小休所のところに設営された御榊の上に留め置かれます。御榊は山盛りの砂の上に指されており、神籬としての役割があるようです。
渡御の距離は約8kmです。御神輿は当番町内会が担当します。山車をもつ7町内会の山車衆が「担ぎ渡し」を行いながら、各町内会を順番に渡御していきます。
涌井さま奉納写真 |
夕方の6時を目安に御仮殿に到着します。片側二車線の道路には露天商の屋台が列びます。そして、少し狭くなった道路を御神輿や山車が通っていくのは、祭衆の楽しみな時間です。御仮殿に到着したら、御仮殿祭を奉仕します。祭典終了後、山車の曳き別れとなりました。
心配されていた降雨は山車の曳き分かれの15分後に降り出しました。直ぐにやむのが予見できたため、花火は予定通りのアナウンスがながれましたが、雷鳴もあり境内の参拝客を一時的にホールに誘導しました。
その後花火大会が行われました。予定通りに祭典が進みました。
仲町の御仮殿で神職が宿泊し神幸祭は納めとなりました。
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