おつかいに出たついでに寄り道をして、城山に上ってきました。
頂上にある公園の駐車場の奥の広場は、八重桜が満開でした。
濃いピンク色の「関山」と、淡い緑がかった白色の「うこん」という品種のようです。
大ぶりの花がダイナミックに咲き、とても豪華な風景です。
八重桜のある広場へは、駐車場から橋を渡っていくのですが、この桔梗色の橋には「知基(とももと)橋」という名前がついています。
「知基」とは八田知基のことで、建久3年(1192年)、この地に茂木城(桔梗城)を築城し、以来約400年にわたり領有した茂木氏の始祖です。
知基の父・八田知家は、鎌倉幕府を開いた源頼朝を支えた有力御家人の1人。2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の、まさに「13人」のうちの1人です。
2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』には、茂木氏の後に茂木を治めた茂木細川家の藩祖・細川興元の父である細川藤孝が登場し、主人公の明智光秀の盟友として重要な役割を演じていたのも記憶に新しいところ。
『鎌倉殿の13人』で八田知家を演じる俳優さんはまだ発表されていませんが、茂木にゆかりのある人物がどのように描かれるのか、今からとても楽しみです。
江戸時代、茂木氏が佐竹氏と共に秋田へ転封となった後、城山にあった桔梗城は廃城となりましたが、空堀や土塁、池などの遺構はいまも残っており、当時をしのぶことができます。
城山頂上への道端には、ツツジもきれいに咲き始めました。
茂木の中心市街地を一望できる気持ちのよい場所ですので、中腹にあるたばこ神社をお参りがてら、ぜひ足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
社務所(あ)
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