花びらが落ち、残った軸や萼(がく)の部分が赤いので、遠目だとよくわからないのですが、近くで見ると、やわらかい緑色の葉っぱが出てきているのがわかります。
この状態、意外と好きです。
色合いが、桜餅みたいだから。
境内のソメイヨシノは、40年くらい前に植えられたものだと聞いています。
一説には、ソメイヨシノの寿命は60年だとか。
生育環境にもよるようですが、成長のピークは30~40年ごろで、以降は樹勢は衰え始め、腐朽や病気への感染の危険度も増すのだとか。
(なんだか人間と似ているような。。。)
確かに、お年頃である当社のソメイヨシノも、脆くなって折れたり、花や葉を全くつけなくなった枝が見られるようになってきています。
もちろん、植えっぱなしにせず、適切に手をかけていけば、その寿命を延ばすことは可能でしょう。
ソメイヨシノに限らず、境内にたくさんある植栽は、全て適度な手入れをしていく必要があります。
しかし、実際は、なかなか手が回りきらないのが現実です。
桜の花が咲いているのは、せいぜい半月ほどですが、葉が茂れば虫もつきますし、秋になれば掃いても掃いても葉が落ちてきます。
お掃除くらいならまだしも、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」のことわざもあるように、わたしたち素人には判断できないそれぞれの樹木に合った手入れの仕方もあるはずです。
ま、その辺りは、プロの職人さんにお願いすれば良いだけの話ではあるのですが。
が、プロにお願いするには、それなりの…ね(汗)
年々勢いがなくなってきている気がするとはいえ、苔生した幹からこんな花も萌え出ているのかと思うと、少しでも長く元気でいて欲しい、と思わずにはいられません。
私たちも、頑張らなければ~。
境内には、サクラ以外にも、春の芽吹きを感じさせてくれる植栽はいっぱいあります。
こちらは、手水舎のそばにあるカリン。
秋には、ザクザク実をつけている木ですが、そういえば花を見たことはないような気が…。
花、咲くんだな~(当たり前ですが)、しかもこんな色の花が!
と、本日一番驚いたこと。
咲いたら、また写真を撮りたいと思います。
こちらは、アジサイ。
昨年、九石地区の氏子さんからたくさんの苗をいただき、境内に地植えしました。
写真は、境内地の北東の位置にあります青麻神社の近くに植えたものです。
冬の間はすっかり「枯れてる?」という感じの見た目になっていたのですが、暖かくなってくると、こんなふうに唐突に青々した葉っぱが出てくるのが面白いです。
それから、おまけ。スギナです。
言わずと知れた、ただの雑草です(笑)
が、これが生えているのは、昨年、私の実家から、亡父が育てていたものを移植したキャラの木の下。
これまで、境内にこんなスギナは生えていなかったので、キャラと一緒に遠路はるばるやってきたんでしょうね。
と思うと、むしるのが忍びないような。
…って、都合のいいこと言ってないで、みっちり草取りしなさい! と、宮司だけでなく父にも怒られそうですw
社務所(あ)
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