平日にも関わらず、60余名の総代・世話人のみなさまがご参集くださいました。
当日はバタバタしており、その様子をカメラに収めることが出来なかったので、代わりと言っては何ですが、準備作業中の一コマを。
例年、当社では、氏子の各ご家庭にお配りする神宮大麻や幣束などの準備は、すべて手作業で行っています。
幣束や紙垂などの奉製は、秋口からコツコツと始めていくのですが、たいてい毎年11月に入ると「このままのペースでは間に合わないぞ…」という感じになってしまいます(;´Д`)
さらに今年は、袋詰めの方法を一部変更したため、予定より大幅に手間がかかり、急遽お手伝いのスタッフを増やしたり、夜遅くまで作業を延長したりしながら間に合わせた、という状況でしたので、正直、頒布始祭を終えることができたときの安堵感はハンパないものがありました。。。
また、神事の後は、神宮大麻奉賛の意義や、神社神道についての研修会を併せて行っているのですが、今年は、「神社と皇室」と題して、天照大御神から日本の皇室につながる神々のお話を中心に、宮司による講話を行いました。
実は今回の研修内容は、先日、地元の中学生たちに説明した話がきっかけでした。
年に何度か、神社やお祭りについて調べたい、という地元の小・中学生の訪問を受けています。
この日も、中学生のみなさんからのさまざな質問に答えながら、神社の歴史や、日本の神話などについて、宮司が説明をしたのですが、同じホール内の一角で神宮大麻頒布の準備作業中だった権禰宜が、「今日の話はとても分かりやすくて良かったから、氏子さんや総代さん方にも聞いて頂いたら?」という提案があり、改めてこのような話を聞いて頂くのも良いかもしれない…となった、というわけです。
今回宮司がお話しした内容ほど詳しくはありませんが、ごく一般的なサラリーマン家庭に育った私でも、大正生まれの祖母と一緒に暮らしていましたので、天の岩戸や、八岐大蛇、因幡の白兎…といった神話や、天照大御神と皇室とのつながりについては、一通り聞いて育ってきました。
しかし、戦前の教育を受けた世代が身近に少なくなり、こうした話を常識的に知っている日本人はどんどん減ってきているのかもしれません。
昨年、今年、と、伊勢や出雲の式年遷宮があったり、高円宮典子さまのご成婚など、神社と皇室について関心を持つ良い機会に恵まれた時期でもあったかと思います。
じいちゃん、ばあちゃんから聞いた話を、子どもたちに伝えて行くのは、私たちなのだなぁ、と責任を感じた1日でもありました。
社務所(あ)
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