古来、日本では、師走大晦日の他、一年の折り返しとなる6月晦日にも大祓を行い、日頃知らず知らずのうちに身に積もった罪穢れを祓い清め、来る厳しい夏を乗り越え、残る半年も健やかに過ごせますようにと祈ってきました。
この神事は、当社の主祭神・素盞嗚尊(スサノオノミコト)さまにまつわる、備後国風土記に残された神話に由来するもので、その疫神除けの強いご神威を賜ろうと、全国的に広まったと言われています。
「茅(ちがや)の輪を腰に下げ、『蘇民将来の子孫也』と唱えれば、難を逃れることができる」という神話に因み、境内には毎年「茅の輪」が設置されます。氏子崇敬者のみなさまは、これをくぐって神社にお参りし、「大祓大麻」を受け、「蘇民将来之子孫也」と記された神符を玄関先に掲げて、各ご家庭の疫神除とされています。
当日は、夕刻より境内に露店が立ち並ぶほか、お囃子の奉納演奏なども行われますし、茂木駅前の六斉公園では、町商工会によるあさがお・ほおずき市も同時開催されるので、毎年大勢の参拝客で賑わいます。
茂木の夏の到来を告げる風物詩としても親しまれる「輪くぐり」に、是非足をお運び下さい。
【夏越大祓大麻の頒布について】
夏越祭大祓大麻は、この時期のみの限定頒布となっております。
町内の氏子関係者のみなさまには、地域の世話人を通じて頒布を行っておりますが、お住まいの地域に世話人がいない方や、遠方にお住まい等の理由から参拝が難しい方へも、「大祓形代」の頒布と、「大祓大麻」授与のお申込書の送付を行っております。
「大祓大麻」をお申し込みの方には、夏越祭大祓式にてお祓い致します大祓大麻(御芳名をお入れします)に、授与品(夏越御守、茅の輪)をおつけして頒布致します。
申込書は、八雲神社社務所にて頒布しておりますほか、ご希望により郵送でも承りますので、お問い合わせ下さい。
(詳しくは、八雲神社ホームページをご参照下さい。)
社務所(あ)
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