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八雲神社「冬至の御朱印」頒布のおしらせ

八雲神社の特別御朱印「冬至の御朱印」 を頒布いたします。 冬至にちなんだ、茂木町の特産品でもある「ゆず」と、ふくらスズメのデザインです。 頒布期間は12月1日(月)より25日(木)まで、初穂料は1000円(直書き・書置き共) です。 *社務所の開所時間は9:00~17:00です。...

2025年11月30日日曜日

八雲神社「冬至の御朱印」頒布のおしらせ

八雲神社の特別御朱印「冬至の御朱印」を頒布いたします。

冬至にちなんだ、茂木町の特産品でもある「ゆず」と、ふくらスズメのデザインです。

頒布期間は12月1日(月)より25日(木)まで、初穂料は1000円(直書き・書置き共)です。


*社務所の開所時間は9:00~17:00です。御朱印をご希望の場合は、16:00ごろまでにお参りくださいますようご協力をお願いいたします。

*御朱印は、社務所の都合により、お時間をいただいたり、書置きのみの対応とさせていただく場合があります。予めご了承ください。



2025年11月28日金曜日

全国教化会議へ参加

 

全国教化会議まとめ

令和71127日・28日の両日、神社本庁にて行われた全国教化会議に参加して参りました。全国の各県から教化担当者が参加します。

2日目に飲酒があるかもしれないし、真岡鐵道を利用して・・・。

電車の中で資料を読むことが出来ました。 電車旅は良いですね。

 

 

 「教化」とは一般に言う「布教」のこと。神社神道では「教化」と言います。

私的にまとめると、「神道は日本文化の根底。精神活動・道徳心・教育・商業活動・そして農業など、日本人の生活の其処此処に関わりがあります。」

ですので、神社神道を教化することは日本をよくすることにつながります。どんな風に関わっているか皆さんも考えてみてください。

さて、そんな神社神道を皆さんに広くお伝えすることが教化活動です。


神職の皆さんは各県に在する各県神社庁を拠り所に、その支部、そして各神社で協力しながら教化活動を行っています。





さて、当日は明治神宮の直ぐ側にある神社本庁に赴きました。分散会の座長に指名されていたので、早めに到着して打合せ。お食事もいただきました。

 

全国教化会議は全国から神職が集まって2日間にわたり会議を行います。各県から13名で計77名。各地区教化講師が16名。

 

2日目の朝には明治神宮へもお参りしまし、

 

終了後には永青文庫も拝観

 

 

 

有意義な2日間を過ごせました。

ありがとうございました。

 

2025年11月21日金曜日

新嘗祭 ~収穫に感謝~ 日本の風習

 

【新嘗祭】 

 八雲神社から皆さまへ 

古来より収穫を祝うこの新嘗祭に起源をもつ「勤労感謝の日」

GHQの占領政策で「祭日」が「休日」となり、名前も変えられました。占領が終わっても名前を元に戻すことは無く、現在に至ります。新嘗祭を知ることは日本の国柄を知ることにも繋がる事でしょう。

命を育み歴史や文化を育ててきた稲作や、わが日本国や茂木町の歴史や先人に思いをはせてみてはいかがでしょうか。 日本人なら知っておきたい「新嘗祭」。飛鳥時代から行われる「新嘗祭の祭日」が、戦後に名前を変えて「勤労感謝の日」の祝日となりました。八雲神社でも新嘗祭の日として縁の深い日です。 

実は日本国の一大行事 新嘗祭 

天皇陛下のお住まいになる皇居では、1123日になると、毎年「新嘗祭」が行われています。天皇陛下は、総理大臣・国会の議長・最高裁判所長の「三権の長」を招かれて、皇居内のお宮で新嘗祭がおこないます。

全国各地の神社で行われる「秋まつり」は、「五穀豊穣・地域安寧・家内安全の感謝の気持ち」を地元の「氏神さま」にお伝えする「新嘗祭のこころ」がこめられています。 

私たち日本国民は「新嘗祭」という共通の行事を通して、皇室はもちろん、全国の神社や氏子さんとつながりを持ちます。そして、生産や収穫に互いに祝い、感謝しあうのが、本日の祭日の意義でしょう 。

稲作と神社 私たちの住まう日本は古来、稲作を中心に暮らしが営まれてきました。  日本国が日本国である由来は古事記や日本書紀(以後、「記紀」と称します)に記されています。

記紀には神々が登場するので歴史書というよりは神話として認識されている方が多いのですが、功績が著しい人を神格化して表現されているともいえ、そのような読み方をすると記紀は歴史書としての役割もあるのです。

記紀には天皇陛下の祖先が稲穂を以て国を統治するように神々から諭される様子が記されています。天皇陛下の後、祖先は稲作を盛んにすることで民の暮らしを支え、安らかな生活を目指しました。そんな皇室を中心とした国造りが行われてきたことが記紀に記されているのです。  

 

稲作と日本と新嘗祭 -水田開発は自然破壊・・・か?- 

稲作は水田になり、広大な土地を水稲栽培のために田としました。日本人の都合の良いように自然を造りかえたこの行為は自然破壊ともいえましょう。しかしながら、2000年以上の間、季節毎に沼地と干地を交互に造り替えされることにより、その水田には多様な生物が息づいて、里山や奥山の自然と相まって多くの動植物が育まれるようになりました。

日本人は水田開発を通して自然との共生を実現してきたのです。 

古来、日本人は稲作と通して得られる様々な恩恵に畏敬の念をもち、それが自然崇拝となり、以後は神の社を建て設け祭を行ってきました。日本国を統治する皇室でも古くから祭が行われ、その様子は記紀をはじめとする古典に記されています。 

神に捧げるための天皇陛下の稲作は無農薬栽培

 稲作を精米し、酒を醸し、様々な食物と共に神に供える秋の新嘗祭は重要な祭とされてきました。現在でも天皇陛下は皇居の宮中三殿といわれる神社にて新嘗祭を行い、天照大御神をはじめとする神々に新穀をお供えするのです。昭和天皇以降、陛下は自ら御田植えをされ無農薬で栽培された稲穂を自ら刈り取られ、新嘗祭にお供えされるという、より丁寧な新嘗祭を陛下自ら齋行されています。陛下はその祭典が終わるまでは新穀を召し上がらずに過ごします。 

神社で行う「新嘗祭」

皇室の氏神さまとされる伊勢の神宮はじめ日本国中の神社でも新嘗祭が行われてきました。現在、勤労感謝の日とされる1123日は新嘗祭の祭日でした。現在も全国の神社では新嘗祭が行われます。 皇居で行われる新嘗祭は天皇陛下のもと三権の長が参列し、23日午後2時半から翌午前1時頃まで行われます。 伊勢の神宮では、豊受大神宮(外宮)で午前4時と午前7時に、皇大神宮(内宮)で午前11時と午後2時に行われます。 八雲神社でもこの日には氏子の代表の総代が参列し新嘗祭が行われており、午前10時から開催いたします。ぜひ、当日お越し下さいませ

2025年11月12日水曜日

森と里のつながるマルシェ お掃除奉仕

 新嘗祭 と 森里マルシェ

八雲神社では新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)を毎年・勤労感謝の日11月23日に行っています。八雲神社では氏子の代表である氏子総代が参列します。

新嘗祭については以下にまとめます。

 新嘗祭の歴史的背景

新嘗祭は、飛鳥時代以前から続くとされる非常に古い祭祀で、日本神話の時代から五穀の収穫を神に感謝する儀式として行われてきました。律令制のもとでは、国家的な重要祭祀とされ、宮中のみならず全国の神社でも執り行われています。

森里マルシェ 

そして、農業のおまつりである「森と里のつながるマルシェ」を同時開催していただいています。本日はそのお掃除奉仕がありました。







 

 

 

 

 

 

 

神社で集めた葉っぱは農家さんが持って帰って「肥やし」にしたりするようです。

今年の酷暑で小鳥が来ない8月9月は桜の葉に虫がついてしまいました。無農薬栽培の農家さんですので、この葉っぱにも気を遣います。農薬をかけずにおいて良かったです。 

 

 

 

新嘗祭は 下のリンクの伊勢の神宮そして、皇居の宮中三殿でも行われる由緒正しい祭祀です。

伊勢の神宮の祈年祭・新嘗祭 

 https://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/kinen.html

 神宮の御料(ごりょう)と御料地(ごりょうち)

 https://www.isejingu.or.jp/about/estate/

そもそも勤労感謝の日は戦前は新嘗祭の日として祭日で国民の休日でした。

 

宮中では天皇陛下自らが祭主となり、祭祀を奉仕されます。23日の夜から24日の未明にかけて行われるその祭典の内容は非公開とされていますが、国の要人も招かれて行われる重儀です。

参考までにまとめてみました。

宮中の新嘗祭

新嘗祭とは

新嘗祭(にいなめさい)は、日本の伝統的な収穫祭のひとつで、毎年1123日に行われる宮中行事です。古くは「新嘗(にいなめ)」と呼ばれる新穀を天照大神などの神々へ捧げ、天皇自らもその新米を召し上がることで、五穀豊穣への感謝と翌年の豊作を祈願します。


宮中における新嘗祭の儀式

宮中の新嘗祭は、皇居内の神嘉殿(しんかでん)で斎行され、天皇陛下が自ら祭主として祭祀を執り行います。儀式は夕方の「夕御饌(ゆうみけ)」と深夜の「暁御饌(あかつきみけ)」の二度に分かれて行われます。

l  夕御饌: 1123日夕刻から行われ、新穀や酒、魚、野菜などを神々に供えます。

l  暁御饌: 翌24日未明に再度、同様の儀式が執り行われます。

天皇陛下は純白の「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」という装束を身にまとい、神前で収穫物を供え、祝詞を奏上した後、ご自身も新米などを召し上がります。この一連の儀式は、天皇が国民を代表して五穀豊穣を感謝し、国家安泰を祈願する重要な祭祀です。

現代の意義と祝日「勤労感謝の日」

新嘗祭は、1948年に制定された国民の祝日「勤労感謝の日」と深い関わりがあります。戦後の宗教と国家分離政策により、新嘗祭は公的な国家行事から切り離され、「勤労感謝の日」として国民の祝日となりましたが、宮中では今も厳粛に執り行われています。

全国の神社での新嘗祭

宮中だけでなく、全国の神社でも新嘗祭が行われており、地元で収穫された新穀を神前に供え、感謝と翌年の豊作を祈る伝統行事として広く親しまれています。地域によっては、特有の風習や神事が伝えられている場合もあります。

まとめ

宮中の新嘗祭は日本の伝統的な農耕社会に根ざした重要な儀式であり、天皇が国民を代表して五穀豊穣への感謝と祈りを捧げる儀礼です。現代社会においても、勤労感謝の日や各地の神社行事を通じて、その精神は受け継がれています。