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2021年5月4日火曜日

朝顔栽培のすすめ

朝顔栽培

朝顔栽培といえば小学1年生で行うので、とても簡単にできるイメージがあります。しかし、そうともいえません。教材としてパッケージされている朝顔栽培キットを定期的に理科の授業の中で行えば、栽培は出来ますが、後に述べるように、種の処理や土の準備、施肥や害虫駆除など、じつは手間も掛けなければならない植物です。はじめての方は不安もあると思います。手順を追って行い、楽しみな作業として取り組んでください。

 夏の朝に咲く朝顔は一日の元気の源にもなるでしょう。

 

朝顔の種まき準備

発芽は2025℃なので、ゴールデンウィークを迎えれば大丈夫です。

①芽切り

種は「芽切り」を施します。固い殻の一部を削り取って水を含みやすくして、発芽を促す作業です。

種の中には発芽部となる所や、双葉が詰まっている場所があります。

引用のイラストと写真を参考にして下さい。の部分を白い部分が見える程度に削り取ります。

道具は使いやすい刃物で良いようです。

種処理についての実験参照

https://www.nichinou.co.jp/contents/mamechisiki01/no09.html

 

 

 

 

 

「へそ」の部分を傷つけないように注意

●注意点

「へそ」の部分を傷つけないように注意して下さい。

「へそ」以外の所であれば、どの箇所に傷をつけても差し支えありません。爪切りのヤスリの部分を利用すると比較的簡単に安全に傷をつけることが出来ます。

茶褐色の表面皮が削り取られ、白い部分が見られるようになれば十分です。削りすぎに注意して下さい。

 

 

②種まき

傷つけた種は水に浸ける必要はありません。そのまま蒔いて下さい、蒔き付け深さ11.5cm位、土をかけたら手のひらで土の上を軽くたたき鎮圧させます。土とタネを密着させてやる事で土に含まれている水分がタネに移行しやすくなり発芽しやすい状態になります。 水を十分に与えます。

 

③種まき後の管理

発芽温度は2030度 25℃以上が望ましい、高い温度で短期間に発芽させるのがコツ。低い温度のままで発芽までの期間が長くかかってしまう場合はタネが腐敗してしまい発芽しないことがあります。 水は与えすぎないように注意して下さい。よほどの事がない限り発芽までは必要ないと思われますが、土の表面が乾いているようでしたら適当量あたえて下さい。適温で管理すれば1週間ほどで発芽は揃うと思います。


 

コラム「種を水に入れる」

朝顔の種を水に浸すと上下に分離し、沈むのと浮く物があるようです。それは種の密度の差です。 水の密度よりも軽ければ浮きますし、重ければ沈みます。 浮いてしまう種には十分中身が詰まっていないか、空気のはいるような隙間ができてしまっていると予想されます。そのような充実していない種はよい種ではないので、選別するときに水に入れるという方法をとることがあります。 一般に密度の高い種は発芽率もよく、苗も大きく育ち易いので、そのような種を選別するために、より密度の高い「塩水」に種を入れて沈んだものを選び出すということも行われます。

 

④土について

土は、まずポットに用意します。水はけの良い土(鹿沼土、赤玉土)を下に敷いて、その上に土を敷きます。

土は自分で用土(※後述)をブレンドして作る場合には、赤玉土と腐葉土を64の割合で混ぜるか、赤玉土、堆肥、腐葉土を622の割合で混ぜます。

アサガオは酸性土を嫌うため、中和のために苦土石灰を施したり、用土に籾殻くん炭を混ぜたりすることも有効です。

指で穴を開け、芽切りした方を上にして種を入れて土を被せ、水やりをします。

ホームセンターや通販サイトでも購入でき、2ℓ位~(200円位)で販売しています。畑などから取ってくる土と違って、雑草の種も入っていないので管理がしやすいと思います。

 

 

⑤肥料について

家庭菜園をされている方はその肥料を流用できます。ただ、農業用の肥料は量の割に安価で手に入れられますが、家庭用では余ってしまいます。なにより臭いがキツイです。市街地のお宅では家庭用の液肥がよいでしょう。液肥はコンパクトで臭いも気になりません。

 

⑥発芽後の管理

○肥料は追肥で

肥料分(特に窒素分)が多すぎると葉や蔓ばかりが繁って花のつきが悪い事があります。肥料は元肥で一度にたくさん与えてしまうよりも、葉の色や生長の具合を見ながら追肥を施すほうが栽培しやすいと思います。

元肥は種まきの時に先に入れておく肥料のことです。

追肥は植物の状態にあわせて入れる肥料のことです。

 

朝顔(アサガオ)の肥料

朝顔は窒素肥料を与えすぎると「つるボケ」といって、茎葉ばかり茂り、花付きが悪くなります。元肥を入れていれば、植え付け後から2週間ほどは肥料は不要です。その後は、1週間に1度液肥を与えると良いでしょう。肥料不足の合図として、朝顔の葉が黄色くなることがあります。

 

○害虫は主にアブラムシ

大きくなってくる過程で、アブラムシが付きます。有機栽培用の虫除け剤はが扱いやすいです。酢酸が原料になっているようです。虫を見つけたら手でこすってから薬をかけると良いと思います。早めに除去が大切です。

他にも牛乳や石鹸など色々な方法がありますので調べてみて下さい。

アブラムシはお腹に子が出来ると、その子のお腹に孫が居ると聞いた事があります。凄い繁殖力です。

 畑の害虫図鑑〜アブラムシ編〜【畑は小さな大自然vol.26】


 

 

 

 

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